定着学習はアウトプットが7割〜単語を暗記する
教科学習として英文法を行う場合や、英会話でのレベルアップを図る場合、どうしても切っても切り離せないのが語彙力の強化です。特に中学英語レベルの単語は、基礎中の基礎になるので、必ず覚えていて欲しいと思います。
私もあまり暗記は得意ではなく、イギリスの高校へ進学して歴史を学んだ際、歴史は暗記学習ではなく、あくまでも加点要素だということに驚きました。
さて、本題ですが、その難しい暗記が学習と切り離せないのであればどうしたらいいのだろう。暗記のようなインプット学習のこたえは、実はアウトプットにあります。
学習はインプット3割 アウトプット7割
よく「人に勉強を教えると理解が進む」といわれるように、学習の理解のためには実はインプットよりもアウトプットの比率を増やす必要があります。
例えば小学生の時、「漢字はひたすら書いて覚えなさい」などと言われたことはありませんでしたか?習った漢字をひたすら書き続ける。これは一見アウトプットに見えますが、実は違います。
アウトプット作業とは、取り入れた情報を整理しながら取り出すこと。なので、ひたすらに同じことを思考せず繰り返すことは、ただの作業になってしますのです。
TLTメソッド
ではどうやったらきちんと単語をアウトプット作業にできるのか。私のお勧めの方法は、Test Learn Test メソッドです。
たとえば今週10問の単語テストがあります。目の前に出てくる単語の一覧表があれば、それをまず自分でぶっつけテストしてみます。
合っているものがあればそれはすでに身に付いているもの。間違っているものだけを覚えるようにすれば良いのです。
間違っていた単語をノートに何度か練習します。それもひたすらに書き続けるのではなく、フォニックスを使ったり、スペルを声に出して呼んだりしながら書いてみると良いでしょう。(特に音節ごとにスペルを覚えると良いです。例えば beautiful なら beau-ti-ful のように)
そして1日の終わりにもう一度テストをする。翌日それを忘れていないかもう一度テストをして、今日は今日間違っていたものだけを繰り返し覚えてテストする、の繰り返しです。10問の英単語であれば、全部の作業に15分もかかりません。
勉強のコツはゲームであること
我が家の長男は1回目のテストをするときは必ず先に答えを確認します。それで覚えられるものは覚えてモチベーションを上げたいのだそうです。
だれしも、初回のテストで0点は嫌ですよね。だったら、答えをみて最初に覚えてからテストに取り掛かる、というのもゲーム性を出す一つのポイントだと思っています。